プロジェクト/タスク管理ツール10選
プロジェクトをスムーズに進めるには、タスク管理が不可欠です。しかし、タスクが増えてくると、管理が煩雑になり、ミスや遅延が発生しやすくなります。そこで役に立つのが、プロジェクト/タスク管理ツールです。
今回は、私が様々な現場で実際に使ってきたツールの中から、おすすめのものを10個紹介します。ツール選びのポイントは、プロジェクトの規模やチームの構成、そして個人の好みによって異なります。この記事がみなさんのツール選びの参考になれば幸いです。
私のツール選びの基準
まず、私がツールを選ぶ際に重視しているポイントを紹介します。
- 情報を多く表示できる
- クリティカルパスを可視化できる(できればでよい)
- 画像や資料を容量制限なく貼り付けられる
実際に使ってみたツール10選
各ツールについては、私が使用した時期も合わせて紹介します。
■プロジェクト管理ツール
Trello
https://trello.com/ja
2〜3人の小規模チームで、スプレッドシートの代わりに導入しました。カンバン方式でタスクを視覚的に管理できるのが魅力です。当時は、現場メンバーがそれぞれ自由にTrelloを使っていましたが、特に問題なく運用できました。2018年頃に使用していました。
- メリット:直感的に操作できるシンプルなUI。
- デメリット:大規模プロジェクトには不向き。
Asana
https://asana.com/ja
Todoist(後述)から乗り換えて、個人的に使用していました。UIが使いやすく、気に入って有料プランにアップグレードしたほどです。コラボレーション機能も充実しており、プロジェクト管理ツールとして成熟している印象です。近年、チームで利用する機会がないので、最新のAsanaがどんな進化を遂げているのか気になります。2019年頃に使用していました。
- メリット:洗練されたUIで操作性が高い。
- デメリット:無料プランでは機能が制限される。
Redmine
https://www.redmine.org/
古くからあるオープンソースのプロジェクト管理ツールです。最初は使いにくいと感じましたが、慣れると便利です。ただし、UIが古く、馴染めない人がいることも否めません。最近では、UI/UXを改善したLychee Redmineが登場しているようです。2015年頃に使用していました。
- メリット:カスタマイズ性が高い。
- デメリット:UIが古く、使いにくい。導入に手間がかかる。
Backlog
https://backlog.com/ja/
長年使用しているツールです。多くの機能を備えており、安定した使い心地です。しかし、「Backlogでなければいけない」という強い理由はありません。導入にはある程度の準備が必要で、チームメンバーに使い方を浸透させるのが大変でした。また、たまに接続が不安定になるのが難点です。2016年前後から現在まで使用しています。
- メリット:日本語対応で、サポートが充実している。
- デメリット:導入コストが高い。
■プロジェクト管理とタスク管理の中間ツール
Todoist
https://todoist.com/ja
メモ帳の代わりに使用していました。シンプルで使いやすく、タスク管理に集中できます。ただし、以前は完了したタスクが消えてしまい、誤ってチェックを入れてしまった際に困ることがありました。最新バージョンでは改善されていることを期待します。2016年頃に使用していました。
- メリット:シンプルで使いやすい。
- デメリット:無料プランでは機能が制限される。
Slack
https://slack.com/intl/ja-jp/
当初はSkypeやハングアウトの代替として使っていましたが、今ではプロジェクト管理やタスク管理にも活用しています。
多彩なテンプレートが用意されており、Slack一つで多くの業務をこなせます。しかし、以前、リスト機能でデータが消失した経験から、重要なデータ管理には使用していません。また、通知が多く、集中力を妨げられることもあります。2017年前後から現在まで使用しています。
- メリット:コミュニケーションツールとしてだけでなく、プロジェクト管理にも活用できる。
- デメリット:情報過多になりやすい。
Notion
https://www.notion.com/ja
Evernoteの代替として使い始めましたが、近年、大幅に進化しています。データベース機能やタイムラインビューなど、強力な機能が追加され、プロジェクト管理にも活用できるようになりました。特に、タイムラインビューは、プロジェクトの進捗状況を視覚的に把握するのに役立ちます。個人的には、Notionは情報整理や個人プロジェクトの管理に非常に役立っています。しかし、企業単位で導入し、プロジェクト管理に活用しているケースは、私の周りでは見かけたことがありません。
今後、企業での導入事例が増えていくのか、注目していきたいです。2020年前後から現在まで使用しています。
- メリット:多機能で、様々な用途に活用できる。
- デメリット:使いこなすには学習が必要。
Google スプレッドシート
Excelと比べて、操作が簡単で制限が少ない点が魅力です。図形描画機能はExcelに劣りますが、計算や表作成がメインであれば問題ありません。長年使用しています。
- メリット:誰でも簡単に使える。
- デメリット:Excelに比べて、画像レイアウト、図形描画の自由度が低い。
■タスク管理ツール
Google ToDoリスト
Todoistと違い、どこからでもアクセスできるのが便利です。シンプルなタスク管理に最適ですが、他者と共有するには機能が不足しています。私は2021年から現在まで使用しています。
- メリット:アクセスしやすい。
- デメリット:機能が少ない。
メモ帳
会社の先輩から結局「最強」と教わって以来、私も長年使用しています。
メモリ不足の心配がなく、オフラインでも使えるのが利点です。最近では、テキストエディタを使うことが増えましたが、メモ帳のシンプルさは今でも魅力的です。
- メリット:軽くて、どんな環境でも使える。
- デメリット:機能が限定的。
まとめ
様々なツールを試してきましたが、「完璧なツール」はまだありません。それぞれのツールにメリット・デメリットがあり、プロジェクトの規模やチームの構成によって最適なツールは異なります。
大切なのは、ツールに振り回されることなく、プロジェクトの目的を達成するためにツールを活用することだと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。
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