今後の働き方について考えてみた

東京の緊急事態宣言も解除されましたが、マイロプスはリモートワークを継続しております。テックデザインカンパニーとして、自分たちの働きかたのデザインを考えてみました。

目次

  • 2ヶ月間リモートワーク体制の感想
  • リモートワークに向いている仕事、向いていない仕事
  • いろんな事象からヒントを得て形を作っていくタスクは向いていないかも
  • 新人教育
  • これからの流れ

2ヶ月間リモートワーク体制の感想

実は、自分は家庭の都合でリモートが無理だったのでほとんど会社にきておりました。マネージメント業務はリモートでもできますが、経理とか様々な郵便対応とかバックオフィス専任がいないマイロプスでは、代表である自分がやるので出社する必要でした。。その間、ほぼ1人でオフィスにいたわけですが、周りに人がいないので、作業に非常に集中できる、この2ヶ月間の思い出はこれにつきます。
スピーカーで音楽を聴きながらの作業もいいものでした。

リモートワークに向いている仕事、向いていない仕事

タスクが明確に分かれている業務には向いています。
マイロプスでは、社内のタスクは開発以外のタスクでもすべてbacklogに登録されていているのですが、そのなかでもタスクの輪郭がはっきりしているソフトウェア開発業務は、見たところオフィスでやる場合とまったく遜色なかったです。

いろんな事象からヒントを得て形を作っていくタスクは向いていないかも

マイロプスの場合、提案の数で攻めるやり方ではなく、クライアントのビジネスを深く理解して絞り込んだアイデアを提案するというスタンスをとっており、クライアントのビジネスや社会に与えるインパクトについてディスカッションしたり、ラフを書いたり、ときには雑誌を眺めながら、複数人のデザイナーで進めるので、あまり向いてないかなと思っています。*いまのところ。

ビジュアルを作るときの構想までは自宅でできるかもしれませんが 目に見える形にするとなると会社の機材のほうがいいかなと思います。
会社の機材のほうがスペック的な効率よくなるようにしっかりと設備投資しています。 あと、作業中の機材トラブルも会社のほうがバックアップがあるので安心ですね。

新人教育

新人のOJTにも正直あまり向いていませんでした。
マイロプスでは、新人はOJTとペアで最初から現場の仕事にあたってもらいます。
特にエンジニアには日頃よくいっているのですが、15分考えて調べて解決しないときはすぐにOJTに聞けと。
ウェブサーバー上で動くアプリケーションの開発時におきるエラーなんて、似た事例を見つけてもなぜかうまくいかないなんてよくあります。
サーバー固有の謎設定とか、APIのマニュアルが嘘ついてるとか、コマンドのオプション間違えてるとか、経験値で見抜くような事例も多数です。そんなときこそOJTの出番です。
横にいれば、状況が把握しやすいですが、リモートだと中々把握しきれないので、エンジニアの育成こそ対面のほうがいいかなと思っています。

オンラインミーティングで重要なもの

マイロプスでは、社内ツールとしてメインはzoom、社外とのやりとりはクライアントのツールに合わせて色々使いますが、アプリケーションはなんでもいいです。
重要なのは、クリアな音声、表情がわかる映像、相槌です。
会話に対し、いつも以上に聞き耳立てて聞くのも疲れますので、いいマイクとイヤホンまたはスピーカーはあるとラクになります。
相手がピントが合わないカメラを使っていることがあったのですが、これはストレス感じました。機能しないなら無い方がいいですね。
そして相手が聞いているのかいないのかを探りながら話すのは疲れます、伝わっているのか不安になります。相槌は大げさにうちましょう。

タスクの輪郭を明確にする

これはマネージャーの仕事です。各業務タスクにおいて、どこまで誰がやるかを考え、責任をもって実行させること、この重要性を改めて考えさせられました。
そして、輪郭がはっきりしないタスクがあることを認め、そんなタスクには全員で挑む!!

これからの流れ

いまはマイロプスではオンラインでのリモートワークと出社を選択制にしています。
最近は朝のミーティングを行なったあとに、タスク確認して出社宣言するスタッフも出てきて なかなかフィットしてるかなといまのところは手応えを感じています。
そして、不要になった定期代をカットして、一律リモート手当を出すことにしました。
zoomを使ったリモートMTGでは、いいカメラとヘッドセットがあればかなり快適になります。そもそも電気代だったり、自宅に作業スペースをつくったり、仕事なのか生活なのか判別つけづらいところの環境をよくするのに使ってもらえればと制度を作ってみました。
近々くるかも知れないコロナの第二派がきたときには、スムーズに全員自宅作業を開始できればと思っております。

そしてさらに業務の見えるかを実現しよう!と業務管理ツールとかいれて見たけれど 入力が終わらず、そもそもツールが間違ってる説も浮上してしまいました。
これについては、また機会があれば書こうかなと思います。

Orisaka

代表取締役 CEO

武蔵野美術大学 造形構想研究科 修士課程 造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース修了
中央大学理工学部卒業、STRAMD第7期生
製版DTP、映像制作、プログラマー、ウェブ制作 などを経て、2006年 ギャラリーバーノイエ創業、2008年 株式会社マイロプス代表取締役 就任。
趣味はバスケットボールと釣り。千葉県出身。
Twitter @toshi_104i

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