「30代未経験からエンジニア」支えた1つのポリシー
はじめに
6月にから入社したHayatoといいます。
簡単に自己紹介すると、前職はエンジニアと全く関係ない、地元の役所で働いていました。
退職した後、プログラミングスクールに半年間通い、縁ありマイロプスへ入社することになりました。
スクールに通っていた時は「30代で業界未経験の自分が、本当にエンジニアになれるだろうか」という不安がありました。
理由は、転職におけるアドバンテージが殆どなかったからです。
学生時代にアプリを作ったことも無ければ、情報関係の学校を卒業したわけでもないし、仕事でプログラミングに触れたこともありません。同じスクールに通っている人で自分より若い人もたくさんいました。
不安なときは「自分にはまだまだ足りないものがたくさんある」と、焦燥感にかられてしまいます。
そして何から手をつければいいか分からなくなってしまうことがありました。
最近では自分と同じ30代であったり、業界未経験でもエンジニアを目指す方が増えていると感じます。
この記事が、同じような不安を抱えている人の参考になればと思います。
失敗から学んだ、大切なこと
転職活動の中で試行錯誤と失敗を繰り返し、ひとつのことを意識するようになりました。
それは、努力の方向を見失わないことです。
Webエンジニアを目指す人が増えたことにより、その情報量も膨大になりました。
しかし、情報が多すぎるうえに未経験の分野となると、取捨選択が難しくなってきます。
特に、著名な人が発信した情報に間違いはない!と信じたくなります。
前提や目標が違うことに気づかず情報を鵜呑みにしてしまうことで、ときには目標に対して遠回りしてしまうということもありました。
私の失敗談をお話します。
インフルエンサーがポートフォリオにCircle CIを導入すれば差別化できる、と発信していました。
よくわからないけど流行の技術らしいし、入れてみよう!
でもGitはよくわからないし、SQLを触ったことは殆ど無い。
未経験からエンジニアになって、 いきなりCircle CIの構築を任されるでしょうか。
基礎的な技術の理解が浅いまま、いわゆるモダンな技術だけを追いかける人を評価する企業は少ないと思います。
他者とのアドバンテージが欲しくて、差別化の図れるツールを導入してポートフォリオに取り入れようとしました。
しかしそれは、不安な自分を安心させたいだけであり、実際は目標達成にはあまり貢献しない努力であったと反省しています。
企業が求める人材とは
企業がWebエンジニアを採用するにあたり、どのような人物にジョインして欲しいと思うでしょう。
若い人?プログラミングに詳しい人?論理的な思考ができる人?
私は「企業の価値生産に貢献してくれる人」であると考えます。年齢や知識・技術などはあくまで指標のひとつに過ぎません。
もちろんそれらがアドバンテージになるのは間違いないと思いますが、強みをどのように活用するかまで考えないと、せっかくの努力が評価されない、なんてこともありえるのです。
強みをどのように価値生産に結びつけることができるのか、相手にしっかり伝えることができるかが重要であり、それが企業の求めている価値観とマッチした時にはじめて縁ができるものなのだと思います。
具体的なアクションプラン
自分と企業の価値観をマッチさせるためにはどうすればよいでしょうか。
わたしは2つのことが必要であると考えます。
ふたつめは相手を分析すること。
そのために私が行った具体的な行動を簡単に紹介します。
1、マインドマップなどを使った、情報整理
自分の現状と目標を図に落とし込むことで、視覚的に把握できるようになります。
また、ツールを問わず、目に見える形に思考を落とし込むこと情報の整理に繋がります。
「思考整理 ツール」などで検索して、ぜひ自分に合いそうなものを探してみてください。
2、情報収集のとき、エンジニア採用目線で発信している情報を多く取りに行く
その発信者はどの立場から話している情報なのか、意識するようにしていました。
有益な情報が全てが、今の自分に必要であるとは限らないからです。
まとめ
「現状と目標を明確にし、目標達成のための適切な手段を探すこと」
今回お伝えしたかったことを文字にすると一言です。
しかし必死になるあまり、何をすべきか分からなくなってしまうことがありました。本来の目的を忘れてしまうことがありました。
そんなときは一度、自分がなりたい姿、働きたい環境はどんなものだったろうかと思い返すようになりました。
今でもたまに、マインドマップなどを使って、自分を振り返る時間を作っています。
答えが前回と同じ結果になることもあれば、以前と違う発見があったりして驚くこともありますが、それはそれで楽しかったりもします。
努力の方向を見失っていないか
行き詰まったとき、自分に問いかけるようにしています。
良ければ試してみてください。
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