PowerCMS X Membersプラグイン導入事例の紹介
- フロントエンド
- CMS
PowerCMS X を使った約40,000ページのウェブサイト構築を過去に行いました。
プロジェクト計画段階から既存会員サービスを移行させる計画があり、PowerCMS Xにプラグイン機能として追加することで実現できた例がありますのでご紹介します。
背景
既存の会員システムには約7万ほどの会員情報がありましたが、有効な会員は2〜3万ほどの数字でしたが、数万を扱えるシステムが必要不可欠でした。
短い制作期間と限られた人員のためスクラッチ開発は不可能でした。
主な必要要件は
- 大規模データ(数万人規模)の格納が可能
- ソーシャルログイン機能など、他のプロジェクトにも転用可能な機能がある
があります。
Membersプラグインの選択理由
スクラッチ開発は不可能、外部サービスも繋ぎこみでハードルが高い側面がありますが一方でPoweCMS X Membersプラグインは機能が完成されており、安価かつ迅速に導入できると判断しました。
また、要件の不確定さから柔軟にカスタマイズできる点に可能性があった点が選択した理由の1つです。PowerCMS X自体が官公庁での導入実績がありセキュリティ面においても実績があることを知っていましたし、サポート体制が充実しているのは嬉しい点でした。
改修ポイント
とはいえ、標準のPowerCMS X 会員システムでは要件には不十分だったため、ゼロからカスタムプラグインをアルファサード社へ開発を依頼しました。
仕様に合わせてメール認証、登録完了メール送信、新規登録確認画面、各SNS OAuth連携など、必要な機能を追加していきました。
プラグイン開発は通常の開発工程と同じです。仕様とフローを送りアルファサード社で開発を進めていきます。弊社では動作確認等を重点に行いました。
カスタムオーダーメイドになるので、細かい動作の点で修正があり何度かやりとりをさせて頂き要望に応えて頂きました。
開発期間は約1ヶ月、その後2〜3ヶ月の確認期間を経て納品となりました。
OAuth連携について
OAuth連携においては、SNS各社の審査が必要になります。各社の動き方がそれぞれ異なるので、スケジュールはどの社も明確ではなくスケジューリングがしにくかった印象があります。
ここでは各社の印象として取り上げますので導入を検討されている方のご参考までに。
各SNSサービスのOAuth連携 状況について ※2024年初旬頃。
●LINE:
設定画面のUIがわかりやすく親切な印象でした。日本語のマニュアルが充実していました。
●Google:
問い合わせ後しばらく音沙汰がなく突然審査が始まった印象です。設定に関する内容が英文で書かれたメールに返事をして審査が完了しました。
●X:
案件のプライバシーポリシーのリンクを送り完了しました。Twitterからの移行期だったせいかドキュメントが不完全でした。アカウントの申請書を書くのに英文で文書作成する必要がありました。
●FaceBook:
管理画面がわかりづらい印象でした。
※OAuth連携におけるSNS各社の詳しい内容は別途記事投稿予定です。
プラグイン導入メリット
大きなメリットはPowerCMS Xの管理画面上で会員を管理できる点です。カスタマイズ性が高く、必要な機能を柔軟に追加できる所です。もちろんCSVインポート、エクスポートにも対応しています。
一旦納品頂いた時点でさらに修正しなければいけない点が発覚したのですが、使用言語はPowerCMS Xと同じですから弊社のエンジニアで修正してスピーディーにリリースすることができました。
マイロプスとCMS
CMSは、通常初期設定のまま使用するわけにはいかず、クライアントの要望に応じてさまざまにカスタマイズを加える必要があります。弊社ではカスタマイズへの様々な知見を蓄えております。マイロプスは開発ベンダーであるアルファサード社が定めるパートナー制度である”PowerCMS Partner Pro”に加盟しており、大規模・ハイレベルな開発時にはアルファサード社と連携できる体制も用意しています。
本件は、諸般の事情により詳細を掲載することができません。詳しくはお問い合わせください。
お仕事のご相談、採用についてなど、お気軽にお問い合わせください。