『デザインの拡げ方』MTDDC Meetup TOKYO2024登壇レポート

こんにちは マイロプスの折坂です。

先日、一年ぶりにMTDDC Meetup TOKYO 2024に登壇したので、
その振り返りや伝え漏れたこと、次回のテーマなどをまとめてみました。

久しぶりの登壇

MTDDC Meetup と、弊社が得意とするCMSのひとつであるMovableTypeのユーザーカンファレンスであり、2010から続いているイベントです。

MovableTypeとありますが、それだけではなくデザインやインフラ、ツール、SEOなどウェブ業界に関わる方々の勉強・情報収集になるようなセッションが多数開催されています。
自分は、もちろんMovable Typeの話もできますが、毎年このイベントではデザインの話をしています。

今年のテーマ

今回は『デザインの拡げ方』と題して、ウェブデザイン・制作の会社が、どのようにして「アプリのデザインやビジョン・言葉のデザイン、ブランド構築支援」などへデザインする対象を拡げていったのか、また自分たちのバックボーンの領域から少しはみ出してデザインをするときの思考の変遷、インプット・アウトプットの差異について話をしてみました。

伝えたかったこと

デザイナーとしての頭の使い方は同じ
デザイナーの武器である好奇心・観察力・抽象化力、Creativityを使うのは全て同じ。
インプットの質や物量が違う グラフィックデザインを創るときに他のグラフィックデザインをその背景を含めて 観察するように、ビジョン・言葉のデザインでも言葉とその背景の観察が必要であり、 グラフィックデザインとはまた一味違う作業である。

アウトプットの性質が違う
アプリであれば、操作性や没入感、繰り返し使うツールとしてプロダクトデザインとして臨む ブランド構築であれば、クライアントが長期間使うツールでもあるのでクライアントが自ら哲学を話せるようにならなければいけない

デザインは社会をよくできる
社会にはまだまだデザインしなければいけない箇所がたくさんあるので、 デザイナーはもっとデザインしていかなければならない。
実際の登壇では、事例を交えながら上記について説明を行い、参考書籍の紹介や質疑応答を行なって終了となりました。

アンケート

アンケートに寄せられたメッセージを一部紹介します。

熱かった
頭の使い方は同じだけれど、インプットアウトプットが違う。というお話がとても印象的でした。
また、実績を作るためにチャレンジし続けながら広げていがなければと感じました。 最近ちょうどデザイナーとしての武器を増やしていくにはどうするか、ということに悩んでいたのでめちゃくちゃインスパイアされました!
弊社では簡単なWebページ作成は自分でやりますがデザイナーの方は外注です。
そのためビジュアルと画面の設計をされるお仕事という認識でしたが、 サイトのコンセプトを決定し意思決定者をまとめ上げる力と勇気が必要と非常に興味深いお話が聞けました。
ありがとうございます。

このセッションの参加者の半数以上がデザイナーの方々だったのですが、
すごく刺激になったようなのでやった甲斐がありました!!

次回のテーマ

次、何かの公演で話をする機会があれば アンケートにてリクエストがあった"今までのデザイナー人生の中でぶち当たった壁と解決策"とか面白そうだなと思ってます。
マイロプスに相談がくる案件は輪郭がはっきりしていない案件が多いので
ビジュアルデザイン以外にも、課題を言語化をする部分とかクライアントの内部への説明とか、結構話せることが多そうです。登壇のご依頼もお待ちしております。

求人

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Orisaka

代表取締役 CEO

武蔵野美術大学 造形構想研究科 修士課程 造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース修了
中央大学理工学部卒業、STRAMD第7期生
製版DTP、映像制作、プログラマー、ウェブ制作 などを経て、2006年 ギャラリーバーノイエ創業、2008年 株式会社マイロプス代表取締役 就任。
趣味はバスケットボールと釣り。千葉県出身。
Twitter @orisakatoshihik

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