プロダクトマネージャー・カンファレンス2018参加してきました

こんにちは、最近だいぶ寒くなりましたが、皆様は風邪などはひかれてないでしょうか?
私はこの時期体調を崩しやすいのですが、風邪のひき始めの症状が出たら葛根湯を飲んで早く寝るようにしています。

さて、11月6日と11月7日にありましたプロダクトマネージャー・カンファレンスにはじめて参加してきましたので、その感想を書いてきたいと思います。

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プロダクトマネージャー・カンファレンスとは

まずはプロダクトマネージャー・カンファレンスについては、公式サイトにまとめられていますので、内容を引用させていただきます。

プロダクトマネージャー・カンファレンス とは

日本におけるプロダクトマネジメントに関わる人やそれを目指す人が集う機会を設けるため、本年も、プロダクトマネージャー・カンファレンスを開催する運びとなりました。

プロダクトマネージャーという職種の認知を高め、プロダクトマネジメント業務に携わる人々が情報や意見を交換することで共に学ぶ場を持つことが、創造性や先進性に富んだものづくりを行うには重要です。その場を提供するべく、プロダクトマネージャー・カンファレンスは企画されています。

プロダクトマネージャー・カンファレンス 公式サイト:https://2018.pmconf.jp/

参加した目的

なぜプロダクトマネージャー・カンファレンスに今回参加したかと言いますと、現在マイロプスでは自社プロダクトを開発しております。
まだまだ開発し始めたばかりで、あまりプロダクトマネジメントのノウハウもありません。今回、他社の事例を聞き、自分たちのプロダクトマネジメントにいかしていきたいと思い、参加することにしました。
今回のテーマは『愛されるプロダクトを創ろう』ですが、今まさに開発中のプロダクトの目指すところと同じだと思います。
なお開発中の自社プロダクトについても、こちらもいつか別の記事にまとめていけたらと思っております。

参加しての感想

二日間参加させていただきましたが、各社各社で様々なことを考えそして工夫されていることがわかり、とても有意義なカンファレンスでした。
二日間で大量のインプットがありましたので、自社のプロダクトマネジメントに使えるヒントは得られたと考えています。
大量のセッションがありどれも大変勉強にはなったのですが、その中からいくつかのセッションについて感想を書いていきたいと思います。

基調講演 愛されるプロダクトを創るべき3つの理由を聞いて

プロダクトマネジメントの普及具合ですが、求人募集は二年で二倍になったそうです。だいぶ増えてきたという印象をうけました。今後もますます増えていくのだろうと思います。
なお今回のテーマである愛されるプロダクトを創るべき三つの理由ですが、以下のように説明されていました。

1.ビジネスモデル上の要請

買い切りではなく、継続課金型のサービス(プロダクト)が増えてきたので継続して使ってもらう必要が出てきたので愛される必要があるということでしたが、確かに自分の身の回りを考えても継続課金型のサービスは増えてきた気がします。

2.ソーシャルメディアの普及

ファンを増やせばファンが勝手に宣伝してくれるということになります。逆にマイナスの情報もすぐにソーシャルの力で拡散されてしまう話でした。
費用対効果でも、ファンの宣伝効果が無視できないからこそ、愛されるプロダクトである必要があるという話でしたが、確かにわたしも企業の直接の宣伝よりも友人やそのほかの口コミとか商品選びには重視するようになってきたと思います。

3.皆さんで考えていきましょう

三つ目は二日間のカンファレンスの話を聞いてみなさんが考えてくださいといったものです。
ちなみに二日目の最後のワークショップで、それぞれの導き出した『三つの目の理由』考えを聞くといったものがありましたが、わたしは二日間カンファレンスを聞いてみてわたしは愛されるプロダクトを創る理由は、愛されるものを創っていくことが作り手のモチベーションに繋がるのではないかと考えました。

このように自分の考えを発表するのがあるのが面白いカンファレンスだと思いました。これについてはプロダクトマネージャーはその会社ごとにやることが多種多様でした。だからこそ、他社のノウハウをそのまま使えるわけでもなく自分達で考え自分達で答えをだすというプロセスが大事なのだと思います。

インターネットテレビ局「AbemaTV」プロダクトの変遷を聞いて

Abema TVは当時あまりサービスがない領域、無料でリニアにみられる「受け身で見れるインターネットテレビ」を目指してサービス設計をしているというはなしでした。そのコンセプトのなかでアプリUIにおいてユーザビリティーよりも、インターネットTVというサービスコンセプトが伝わるUI、TVと同じ番組表を作ってあえてブランディング優先したという話に、何を重視するかもプロダクト作りの大事なポイントだと感じました。他の発表にもあったのですが、ユーザーに何を感じて欲しいか、ユーザーにどのように使って欲しいかというのを直接アプローチできるのがUIになると思います。使いやすさだけを追求するのがUIではないのだという事が今回のわたしの新しい発見でした。

LINE開発の舞台裏とプロダクトマネージャーを聞いて

提供している国では、ほぼ社会インフラといっても過言じゃない巨大なプロダクトゆえの悩みなど、聞けて大変興味深かったです。
サービス使用者のペルソナを想定するなどのはなしがサービス開発の中でよくあると思いますがが、巨大プロダクトゆえに使用ユーザー像のペルソナが絞れない、ユーザー数はほぼ頭打ちといっていいので、ユーザー増加の指標などもサービス使いの効果としてつかえないというのもなかなか大変だと思いました。
そんな中で、開発の具体例としてメッセージ削除機能についての仕様決めのプロセスの話があり、いろいろ考えられて結局すべてのユーザーのニーズを満たすことはできないから、なぜその機能を追加するかの理由と使って欲しい場面を見直し、仕様を決めたという話は、LINEに限らずどのようなプロダクトにとっても大事なことではないかと思いました。

失敗をデザインするを聞いて

ソフトウェア開発は安くないという話で、
みずほ銀行の開発(4000億円規模) > 六本木ヒルズビル (2600億円規模)
だそうです。
このような比較をされるとソフトウェア開発の大規模さがわかります。
発表者の方が何度も言われていた事が、リリースしてから失敗に気づいても遅いということでした。
ファクトをとことん集めて、リリースする前にとことん失敗するプロセスを作る。安い失敗を重ねらることが大事だという話をされていました。
そのためにも作り手が持つべきマインドセットしては仮説(自分たちの考え)が正しいことを証明することを仕事にするのではなく仮説が正しいかどうかを検証し学ぶことを仕事にするということをいわれていましたが、まさに自社のプロダクト開発ではそのような姿勢は大事にしていきたいと思いました。

中国のプロダクトマネジメントのリアルを聞いて

中国のプロダクトマネジメントについてですが、組織としてプロダクトマネージャーを育てられるような体制がしっかり整えられていると感じました。
日本では、別の業種からプロダクトマネージャーになっていくという話は良く聞きますが、新人の頃からプロダクトマネージャーとして育てていこうというシステムがあったりする企業はあるのでしょうか。
日本の企業はこれから先、大丈夫なのかといった心配を少し感じるセッションでもありました。

いかがでしたでしょうか。
なお公式サイトのほうに資料もたくさん出ていますので、ぜひ興味がありそうなのがあればみてみるのものいいのではないでしょうか。

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