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株式会社ネストブルー|コーポレートサイト構築・CI開発支援

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  • ビジュアルデザイン
  • ロゴデザイン
  • フロントエンド
  • CMS

ディープテックスタートアップと中堅・中小企業との連携による新事業開発を支援する新会社、株式会社ネストブルーのコーポレートサイト構築とCI開発を支援しました。

コーポレートサイトトップのファーストビュー

プロジェクトの背景

株式会社ネストブルー(以下、ネストブルー)は、2025年7月に株式会社リバネス(以下、リバネス)と株式会社みずほ銀行が設立した合弁会社です。新会社の設立に際して、「ディープテック×中堅・中小企業の新事業開発」という新たな事業を伝えるコーポレートサイトと、「中堅・中小企業とスタートアップの双方がパートナーとして共に世界に羽ばたく」という理念を表現するロゴの開発が不可欠でした。

問題解決までのアプローチ

企業のトップがストーリーを語れるシンボルマークの開発

プロジェクト開始時から、ロゴには設立元の2社のコーポレートカラーを用いることが決まっていました。また2社のロゴと整列させる際に違和感なく対等に見えることと、関係性が見えるようにすることが求められました。

ロゴのラフ案を検討する対話の中で「シンボルマークを船に見立てる」というアイデアが生まれ、これを元に調整を重ねたことで、ロゴに込められたストーリーをトップが自らの言葉でステークホルダーに対して語れる下地を開発時点から確立することができました。

今回開発したネストブルーのロゴ
土台部分は安心して乗り込める船体を意味し、その上にみずほ銀行とリバネスが船を前に進める推進力(風)となり、前方に位置する帆を後押ししながら、ブルー・オーシャンに出航するイメージを表現しています。(ネストブルーコーポレートサイトより引用)

またロゴタイプについては、社名に「Nest(リバネスの社名「Leave a Nest」から)」を含むことから、リバネスと同じ書体をベースに作字・調整を行い制作しました。

CIとしての展開性

ロゴの開発と同時に、ネストブルーの企業イメージを訴求するためのコミュニケーションツールとして、モジュール的に展開可能な背景パターンを制作しました。「日本の産業と革新的知識をつなぎ、ともに新たな市場を開拓する」というミッションになぞらえ、中小企業が持つ技術(四角)とディープテックが持つ知識(円)をネストブルーがつなげていくイメージを表現しています。

正方形をベースに様々な分割や組み合わせを可能にすることで、スライドや発表資料のほか、イベント出展時のブース演出などにも汎用的に使用することが可能です。

幾何学模様を使用した背景パターン
背景パターン用のカラー計画を作成。シンボルマークの造形とリンクした幾何学模様を配することで、ミッションと事業内容の双方のアピールを両立できるものとした

フロントエンド構築フェーズの短縮

本プロジェクトはスピードを求められフロントエンドの構築にかけられる時間が限られていたため、コーポレートサイトの構築はロゴ開発と同時に進行しました。figmaでのUI制作から速やかなコード化を行えるよう、コード自動生成ツール「Locofy」を使用して構築時間の短縮を図りました。

CMS選定

CMSには、MovableType.netを採用しました。MovableType.netはCMS機能に加えて、サーバー、SSL、フォームなどコーポレートサイトの運用に必要な機能が全て含まれており、専任のウェブ担当者がいなくても安心してウェブサイトを運営できるサービスです。

ASP型のCMSでありながら、過去のMovableType構築で培ったノウハウを活用できるため、テンプレート設計や構築を非常に素早く行うことができました。

クリエイティブのポイント

  • 企業のトップ自らもロゴ検討の対話に参加することで、そこに込められたストーリーをステークホルダーに対してトップ自身が語れる下地を確立しました。
  • シンボルマークとリンクした背景パターンを制作し、コミュニケーションツールとしても汎用的に展開可能なCIを開発しました。
  • スピードを求められる中、デザインからの速やかなコード化のためコード自動生成ツール「Locofy」を使用してフロントエンドの構築時間を短縮しました。

Credit

  • Client:株式会社ネストブルー
  • Director:折坂聡彦(マイロプス)
  • Designer:泉佳子(マイロプス)
  • Front Engineer:市川彬(マイロプス)
  • Photographer:松永健太(マイロプス)

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