ブログを続けて気がついた8つのこと

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こんにちは、折坂です。
マイロプスでは、この二年ほど不定期ですが、ブログを更新しております。
ブログのネタは様々でデザインや技術の話からメンバーのプライベートな趣味にいたるまで、特に制限は設けず仕事の合間をみて執筆しています。
そんな活動を続けてみて、代表である自分の視点からちょっと振り返ってみました。

目次

  • 誰が何を書くか
  • 執筆について
  • 続けたからこそ気が付いたこと

誰が何を書くか?

ブログについては、毎週金曜にブログ編集ミーティングを行っております。
ここで自分で書きたい記事のネタ出しや〇〇さんにあのジャンルの記事を書いて欲しいなどリクエストを集めます。
毎週、このタイミングでネタ集めをしなければいけないので、日頃からアンテナを高くして情報を集めています。

執筆について

マイロプスでは、毎週金曜の夕方15:00-17:30の時間を優先的に執筆や自社プロダクト開発の時間に割り当てるようにしております。マネージメントを行っているメンバーは着手できないこともありますが、多くのメンバーはここで執筆を行っています。

続けたからこそ気がついたこと

ここからが本題である、気がついたことです。

1、言語化力の向上

言語化力については、定量化できないので主観的になってしまいますが、口頭でも文章でも言いたいことを、あるときは理論的に、またあるときはナラティブに、状況を言葉で伝える能力があがりました。 提案書のようなドキュメント作成の場合でも、単純にデザインとシステムの概要を説明するところから、提案を実現するとどのような未来が展開され、誰が笑顔になるのかについての説明がよりわかりやすくなり、以前より提案がささりやすくなったように感じます。

2、自分が伝えたい情報について深く知ろうとするようになる

ブログに書く以上は公衆の目に触れるので、いいかげんなことはかけません。
可能な限り、新しい視点で主題を分析していかないと、どこかの既存記事と変わらず、人の役に立つ記事にならないと思います。
結果、自分の執筆するテーマに関しては書籍を調べたり、ときには自分で実験・検証することとなり、自分の知識が深まっていきます。

3、CMSの改善点を見いだせた

マイロプスは、CMSの導入・運用を昔から得意としております。MovableTypeを使うこと案件が多めなのですが、
システム構築段階だと全員管理者権限のユーザーで作業することも珍しくなく
一般ユーザー権限での操作はデバッグ期間中に触るパターンが大半でした。
しかし、自社で運用するにあたり各自にユーザー権限を設定して運用するようにしたところ、
気になるポイントが色々見えてきました。
自分が長期間にわたりユーザーになったことで使う機能・使わない機能とか気がつけました。
ここで得られた知見は、CMS案件の管理画面の構成や様々な箇所で役立てられています。

4、的外れな問い合わせは減った

以前は稀に、マイロプスとは全くマッチしない案件の問い合わせもくることがありましたが、
このような問い合わせはほぼなくなりました。 逆に営業的な問い合わせは、若干増えたように感じます(泣)

5、仲間の予想外の能力に気が付いた

文字校正が早い人、実は文章が得意だったメンバーが社内にいたことに気がつけました。
これは地味に大きな収穫です。提案書などの重要書類の推敲を依頼したり、自社サイトの原稿チェックを行ってもらったりと非常に助かっております。

6、 PVが上がっても問い合わせにも発注にも直接はつながらない

ブログを書き始めて約二年ウェブサイト自体のPVは、以前の何倍にもなりました。
Google Analytics見れば常に誰かが見ている状態というのも珍しくありません。
もちろん開始当初は情報発信から仕事増えればいいなとか、甘い目論見がありました。
しかし、問い合わせ件数でいえば微増のレベルであります。
まあ、ここはロングテールという言葉もあるし、継続してみる見えてくる世界があるのかな思いながら続けてみようと思います。

7、いいね数も意味はあまりない

PVが増えたといっても、BtoB企業であるマイロプスのサイトを常にウォッチしている人はほとんどいないでしょう。
フェイスブックやツイッターなどに記事を流してはじめて、フォロワーの目にとまり、そこから記事に流入するのが自然な流れであります。
以前は"いいね"がついたりすると一喜一憂したのものですが、
今ではいいね数とGoogle Analyticsの数字は乖離してあたりまえで、
いいね数はSNSへの記事投下タイミング次第で大きく変動するので気にならなくなりました。

8、採用への効果

マイロプスへの入社を考えてくれている方々については、ブログを始めたときには全く考えていなかった視点でした。
ブログ開始後、縁があり何人か入社してくれましたが、聞くと全員がブログやツイッター、ウェブサイトの隅から隅まで見てくれていました。
それこそ自分より詳しいのではというぐらいの勢いでありました。
求職している人への自社カルチャーの発信として非常に重要なツールだったことに気がつくことができました。
これは二年前に気が付いていなかったポイントで、ブログを書き続けたことによる一番収穫といえます。

まとめと今後について

ひとことでまとめると、とにかく継続としかいいようがないかなと思います。
スタート当初は、ブログのビジョンは無く、リリースすることがゴールでありましたが、二年の間に会社としての情報・カルチャーの発信だったり、個人の思考の整理だったりと、少しづつこのブログの役目が見えてきました。
情報がつみあがることで、また新たな価値や役目が見えてくると信じて、これからもブログは継続し、
会社の様子やデザイン・エンジニアリングに対する哲学・カルチャーを発信するメディアとして、育てていければいいなと思っております。

Orisaka

代表取締役 CEO

武蔵野美術大学 造形構想研究科 修士課程 造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース修了
中央大学理工学部卒業、STRAMD第7期生
製版DTP、映像制作、プログラマー、ウェブ制作 などを経て、2006年 ギャラリーバーノイエ創業、2008年 株式会社マイロプス代表取締役 就任。
趣味はバスケットボールと釣り。千葉県出身。
Twitter @toshi_104i

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